伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)さんと伊原六花さんがダブル主演を務める新ドラマ「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」が、2025年4月1日よりフジテレビで放送開始される。このドラマでは、3年の結婚生活を経た仲良し夫婦である幹太(伊野尾)となつめ(伊原)の物語が描かれる。しかし、なつめは夫の幹太の過剰な愛情に不満を抱いており、ある日、幹太は彼女の不倫の証拠を発見する。彼は迷いや戸惑いの中で問い詰めようとするが、突然の事故によりなつめが非業の死を遂げてしまう。だが、部屋に再び現れたなつめは「なんで幹太が生きているの!?」と驚く決定的な瞬間が訪れるのだ。事故で死別したはずの二人が、制約のある中で“1日3分、部屋の中だけで再会できる”奇跡に翻弄されながら、「お互いの死」と「不倫」の真相を追うという内容だ。
ドラマに出演する伊野尾さんと伊原さんは、意気込みやお互いの印象について語った。伊野尾さんは、台本を読んだ感想として「サスペンス、コメディー、ラブなどいろいろな要素が入り組んでいる感じがとても面白いと思いました。どれか一つだけ突出してしまうとバランスが悪くなってしまうので、監督さんたちと相談しながら作り上げています」と述べた。伊原さんは「こんなに面白い作品に出演できるうれしさと同時に、頑張らなければといういい意味でのプレッシャーも感じています。幹太となつめの夫婦の掛け合いは、すごく自然で好きだと思う瞬間が多く、大事に演じていきたいシーンの一つです」と言った。
伊野尾さんは、自身が演じる幹太について、「新婚の時と変わらないくらいなつめを愛している素敵な人ですが、人によってはうっとうしく感じると思っていて、見ている方にどちらにも捉えていただけるように演じようと考えています。でも、お互い好きすぎるが故に生じてしまう擦れ違いが歯がゆく感じますね」と語った。
一方で、伊原さんは初共演の伊野尾さんとお会いする前に持っていた印象が変わったと振り返り、「道枝くんが出演していた『マイ・セカンド・アオハル』を見ていて、伊野尾さんは誰とでも仲良くなってワイワイしている印象でしたが、実際にはちょっと人見知りなのでは?と思いました」と述べた。ですが、実際に話し始めてみると会話が弾み、お互いを理解することができたとも述べた。
ドラマの中で夫婦を演じるにあたって、伊野尾さんは「結婚3年目という2人の歴史を視聴者に感じ取ってもらえるよう、空気感を作れたらいいなと思っています」と語り、物語を通じて「夫婦って素敵だ」と感じてもらいたいとともに、伊原さんも「夫婦のそれぞれの価値観や合う合わない部分をさりげなく表現したい」と意気込みを示した。
また、伊野尾さんは撮影中に結婚指輪を指で触ってしまうことがあると告白し、「思わず触ってしまうが、映像の中でさりげなく指輪が映るので、いいアクセントになったらいいなと感じています」と述べ、指輪のデザインについても語った。伊原さんも「今まで夫婦に関連する役はあったが、最初から夫婦としての役は今回が初めて」とし、役作りに必要な重要なアイテムだと語った。
プライベートの趣味について、伊野尾さんは最近ブラックコーヒーを飲み始め、その魅力にハマっていると明かした。伊原さんは、ノンフライヤーに夢中で、「母や姉にもノンフライヤーをすすめて、一緒にトークしています」と話し、甘藷を干し芋にすることをお勧めした。
「最後に、視聴者に向けてひと言をお願いします」という問いには、伊野尾さんが「明るく、楽しい現場にしていきたい」と意気込みを見せ、伊原さんも「夫婦という軸を持ちながら、周りの皆さんとも力を合わせて進めていきたい」とコメントした。
これらのエピソードを纏めたドラマ「パラレル夫婦: 死んだ“僕と妻”の真実」は、2025年4月1日から毎週火曜日、午後11時から放送される予定だ。